○コレステロールは、からだの中で、細胞膜やホルモンの原料として使われる脂肪分のことです。(ただし、そのほとんどが体内で作られ、体外から摂り入れる量は少ない)
コレステロールに“悪玉”と“善玉”があることは、よく聞く話ですが医学的には“悪玉”のほうを「LDL-コレステロール」、“善玉”を「HDL-コレステロール」と言います。
善玉が良くて悪玉が悪いというわけではなく、それぞれ適正な量が必要。この数値が低ければ、血管組織が弱くなり貧血や脳出血を起こしやすくなったりするといわれています。いわゆる善玉HDLコレステロールは、血管の余分なコレステロールを肝臓に運び再利用させるという作用があることからこう呼ばれているようですね・・・健康な体を維持させるためには、この数値はもちろんですが大事な事は、この数値をコントロールできることであろうとも思います。
○高脂血症の診断基準 メタボリック診断基準の中にも、HDLコレステロール値・トリグリセド値の数値が入っています。
高脂血症の診断基準(血潜脂質:空腹時採血)
高コレステロール血症 総コレステロール 220mg/dl以上
高LDLコレステロール血症 LDLコレステロール 140mg/dl以上
低HDLコレステロール血症 HDLコレステロール 40mg/ dl未満
高トリグリセリド血症 トリグリセリド 150mg/dl以上
コレステロール値を正常に保つには・・・
・食物繊維をとる
・ビタミンCをとる
・不飽和脂肪酸の多い食品を摂取(飽和脂肪酸の多い食品を控える)
ということが挙げられます。