1日の食事を2食にすることと、3食普通に食べることとを比較する場合とを考えると、仮に同じカロリーを摂取(2回か3回かということ)した場合・・・
1日の総摂取エネルギーが同じだったとしても、2回より3回のほうが、1食あたりのエネルギー量は少なくなり、インスリンの分泌量が減少し、脂肪合成が少なくなるということです。
インスリンは、
炭水化物の代謝を調整。
骨格筋におけるぶどう糖、アミノ酸、カリウムの取込促進とタンパク質合成の促進
肝臓における糖新生の抑制、グリコーゲンの合成促進・分解抑制、脂肪組織における糖の取込と利用促進
脂肪の合成促進・分解抑制
といった生理作用があり、この中の脂肪の合成促進・分解抑制というところなのだろうと思います。
さらに、食事回数を減らすことで1日の中での空腹時間が長くなり、脂肪合成をする働きが体内で高まり、脂肪を蓄積する体質となり、その結果、体重が増えてしまいます。
体重増加以外にも、食事による必要な栄養素の不足から、脳などに充分なエネルギーが行かず思考低下などの影響もあるということです。
だから「朝ごはんは大事」とよく言われているのですね。
確かにまとめ食いや不摂生な食生活はよろしくありません。食事の回数を減らすのではなく、規則正しく食事制限というところでしょう。 |